その五 『夢ってありますか?』
あかね: | あるといえば、あるかな…。看護師になりたいと思ってるけど…。 |
きしもじぃ: | どうして看護師になりたいと思ったんじゃ? |
あかね: | 前に、一回入院したことがあって、その時の看護師さんがとてもいい人だったんだよね。こんな看護師さんになれるんだったら、看護師もいいなと思ったことがあって。 |
きしもじぃ: | おぉ、立派な夢を持っとるじゃないか。それでその人はどんな看護師さんだったんじゃ? |
あかね: | えーっと、笑顔がすてきで、とても優しかったな。安心するというか。でも、私がそんな看護師になれるかわかんないし、調べてみたら結構大変みたいだし…。 |
きしもじぃ: | 看護師になった自分は想像できるかのぅ? |
あかね: | そうだねぇ、うーん…。まぁ、悪くないかな。 |
きしもじぃ: | そこそこイケとるようじゃな。じゃあ、そこに向かって色々やって見たらどうじゃ? |
あかね: | でも、わかんないよ。看護学校だって入らなきゃいけないし、そこでやっていけるかもわかんないし、そのうち気が変わるかもしれないじゃん。 |
きしもじぃ: | その時はその時じゃ。その時までやっていたことは無駄にはならんよ。むしろ、精いっぱいやっていて良かったと思えるようになるもんじゃ。 |
あかね: | そんなもんかなぁ…。じゃあ、がんばってみようかな。 |
きしもじぃ: | うんうん。 |
〓〓〓 数日後 〓〓〓 | |
あかね: | やっぱり、私、医者になる! |
きしもじぃ: | また、どうして? |
あかね: | テレビドラマ見てたら、カッコイイなーって思い始めて、イケメンの医者と一緒に患者さんを救いたいって思ったの! |
きしもじぃ: | イケメン…にはちょっとひっかかるが、夢ができたことはいいことじゃな。 |
あかね: | やっぱり外科医かな…。内科医とか?でも、昨日の□□くんカッコ良かったな…。 |
きしもじぃ: | まだ時間はあることだし、一つ頑張ってみるかのぅ? |
あかね: | そうだね。がんばって勉強して、医者になって、□□くんと仕事する!そして、世界を救うの! |
きしもじぃ: | (一体、あかね殿は何を見たんじゃ…?) うーん…、まぁ、がんばっておくれ。 |
あかね: | よーし、勉強、勉強! |
きしもじぃ: | すごいパワーじゃな…。 |
きしもじぃのアドバイス |
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夢を持つことは楽しいことじゃな。少しでも実現に近づくように行動することも、また楽しいことじゃ。色んな困難はあるかも知れんが、色々と工夫しながら行動し続ければ、必ず何かしらの答えは出るもんじゃよ。そういうことを努力というんじゃな。 |
もしも | ||
B:やっぱりないよ | ||
を選んでいたら… |