その五 『夢ってありますか?』
あかね: | やっぱりないなぁ。進学はしたいと思ってるけど…。 |
きしもじぃ: | そうか、そうか。目標はあるんじゃな。それはそれで、すばらしいことじゃ。 |
あかね: | でも、実際、何をしたらいいかよくわかんないし、だから進路も決まらないんだよね。夢っていうのもないし。 |
きしもじぃ: | 自分がなった姿を想像できる職業とか、できたらカッコいいなと思えるものとかはないかのう? |
あかね: | うーん…。ないね。(キッパリ) |
きしもじぃ: | そ、そうかぁ。(汗)無いなら無いなりに進路を決めなければいかんのう。 進学するなら、何か勉強してみたいことはあるかのぅ? |
あかね: | …法律とか? |
きしもじぃ: | ほぅ、どんなところが面白いと思ったのかな? |
あかね: | 何となくだけど、法律のことを勉強しとけば、色々なトラブルにも対応しやすいのかなと思って。 |
きしもじぃ: | なるほど。テレビでも弁護士さんが相談に乗ったりしておるのぅ。 |
あかね: | うん。時々見てるよ。 |
きしもじぃ: | じゃあ、法律とか、弁護士について、少し調べてみてはどうかな。 |
あかね: | それもそうだね。ちょっと調べてみようかな。 |
きしもじぃ: | 素晴らしい一歩じゃな。また調べたら教えておくれ。 |
あかね: | はーい。ありがとう、きしもじぃ! |
〓〓〓 数日後 〓〓〓 | |
あかね: | 私、検事になる! |
きしもじぃ: | またずいぶん燃えとるのぅ。 |
あかね: | 検事って、よく知らなかったんだけど、お母さんがドラマを教えてくれて。それ見たら、超ハマって。なんか私も検事になりたくなったんだよね。 |
きしもじぃ: | そうか、そうか。夢が見つかって良かったのう。 |
あかね: | あー、あの女優さんカッコ良かったなぁ!私もスーツ着こなして「被告は当時…」みたいに冒頭陳述書を読み上げたりするのかな…。 |
きしもじぃ: | もうすでになりきっとるのぅ…。 |
あかね: | 知り合いのおじさんに検事だった弁護士さんがいて、ちょっとお話を聞いてこようと思って。というわけで、行ってきます! |
きしもじぃ: | は、はい。いってらっしゃい! |
きしもじぃのアドバイス |
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夢がなくても、目標に向かって行動しているうちに、夢が見つかることもあるじゃろう。 |
もしも | ||
A:あると言えばあるかな | ||
を選んでいたら… |