『させられる私』から『させていただく私』に
このところ疲れがたまっているのか、肩こりに加え腰までだるくなっています。
「どうしちゃったんだろう。がんばらなきゃいけないのに、今ひとつ調子が出ないわ」
「あら、何だか元気がなさそうね」
会社帰りに先輩が声をかけてくれます。
「そうなんですよ。疲れが抜けなくて」
「若い女の子がそんなこと言ってちゃいけないわね。どう、少しお茶でもしてこうか」
上司の人使いが荒くなって仕事が忙しくなってきたこと、小さなミスが続いていることなどを先輩にぶちまけてしまいました。
じっと聞いてくれていた先輩、「あなたの話を聞いていると、仕事を『させられている』って感じね。仕事は『する』ものよ。もっと言うなら『させていただく』となったら面白くなるわよ」
そうか、私って、させられていたんだ。先輩の言葉は衝撃でした。
数日後、会社の廊下で会った先輩、「あら、随分元気そうになったじゃない」
「はい。『させられる私』から『させていただく私』に変身したんです。」