【愛のコミュニケーション講座】
『第1話』
大学生のエルミは近ごろ何となく気分がスッキリしません、加えて便秘がちで、元気がありません。 心配した友達が紹介してくれたハッピーおじさんを訪ねました。
〓ハッピーおじさん相談室〓
エルミは、3回生になってから、おばさんの家から通学をしています。おばさん夫婦に感謝し、できるだけ手伝いを心掛けて過ごしていました。おばさんからは、「そんなに気を遣わなくていいのよ」と言われていましたが、一生懸命のエルミは当たり前のことをしているつもりでいたのです。またそのことでも、自分のできる充分な自己表現をしていると思っていました。
ところが、話を聞いていたハッピーおじさんは、エルミの気cb持ちがおばさんに届いていないことを感じました。一方、エルミは、話をしていく内に、おばさんとのコミュニケーションに遠慮があった自分が見えてきました。おばさんにもっと何でも表現すればよかったんだと気づき、「気を遣わなくてもいい」と言ったおばさんの気持ちも分かってきました。
「ああ、そうだったのか!」と思ったとたんに気分はいっきに晴れやかになりました。コミュニケーション不足から、気持ちが自分のこころにとどまっていたのは、こころの便秘ともいえるでしょう。
エルミちゃん、こころも体もすっきり。こころの詰まりが便秘とつながっていたなんて……。